- ym
着物生地
今回は、アンティークの正絹着物のお話。
何より初めに書かないといけなかったですね。
私にとっては、あまりにも普通のことで特筆すべきなことに気づくのが遅くなってしまいました。
RONDO.ymのアイテムは、大方のものがアンティークの正絹着物から作っています。
ごく一部には、柄が特別良い化繊の着物から作ったものもあります。
そういった特別なアイテムを除けば、ほぼ全て絹です。
以下、難しい話は苦手なのでネットから取ってきました。
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《正絹-しょうけん》
・まじりもののない絹地・絹織物。本絹。純絹。絹100%の着物。
《絹製品》
・蚕の繭からとった動物繊維
・類稀な高級感や軽さ、滑らかな肌触り
・保湿性、通気性がよく、夏涼しく、冬は暖かい
・ポリエステルと比べると静電気が起きにくい
・高級感があり、光沢が素晴らしい、風合いが違う
・着心地がいい 自宅で洗えない
・雨に濡れるとシミになるので、雨の日は気をつかう
・虫食いやシミ、摩擦や日光による変色など保管に気をつかう
《留袖-とめそで》
・既婚女性が着用する最も格の高い礼装。
・江戸時代には若年者が着用する振袖の長い袖を結婚後に短くし、身八口を縫い留める習慣があり、このような着物を柄ゆきに関わらず全て「留袖」と呼んでいた。
ここから「留袖」と言う名称自体がやがて「既婚女性の礼装」と言う意味に転じていった。
・現在「留袖」と呼ばれているのは、化政文化華やかな頃、江戸で芸者から流行が広がった江戸褄(えどづま)と呼ばれる下半身部にのみ模様の入った着物を指す。
・地色が黒の留袖を「黒留袖」と呼び、生地には濱縮緬や丹後縮緬などの地模様のない縮緬を用い、裾に模様が入れられている。地色が黒以外のものを「色留袖」と呼び、生地には地模様のない縮緬だけではなく、地模様が織り出された紋意匠縮緬や綸子や緞子、朱子地が用いられる場合もある。
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これだけ知っていれば、取り合えず充分だと思います。
私は着物に触れない方からすれば着物の知識はありますが、呉服や和裁ではなく、洋裁の人間ですので、膨大な着物の知識の一部しか持ち合わせていません。
着物を服にするという知識に関しては、そうそう誰にも負けませんし、使用する着物に関しては学びますよ。
でもみなさまは、絹は水気に弱いデリケートな素材って事だけ知っていただけさえいれば、後はもっと直感で色柄、形などを見て、自分のセンスで好きなものを着ていただきたい。
信頼できるクリーニング店を見つけましょう。特にプレス(アイロン)の技術が素晴らしい。新品のような仕上がり。本当にプレスって難しい技術なんですよ。下手をしたら、縫製が台無しになりかねませんし。余談ですが縫製の技術がとてつもなく高い人は、間違いなくプレスの技術も飛びぬけて凄い!
RONDO.ymに限らず服を大切にしている方は、信頼できるクリーニング店を見つけておくのは大事。
もっと着物のことを知りたいというかたは、RONDO.ymが比較的良く使用している、《絽-ろ》《紗-しゃ》《お召-おめし》《銘仙-めいせん》《紗綾形-さやがた》辺りをお調べ頂けたらと思います。
他に染とか図案とか織り紋とか。おもしろいですよ。切がないし、知らなくても何も支障がないですけどね。